モバイルバッテリーを旅行や出張で使うとき、「飛行機に持ち込めるかどうか」が気になりますよね。
特に「mAh」や「Wh」など、普段見慣れない単位で書かれていると戸惑う人も多いはずです。
この記事では、160Whとは何mAhに相当するのか、飛行機の持ち込み基準、そしておすすめのバッテリー商品まで、図や表を使ってわかりやすく解説します。
あわせて、航空会社別のルールの違いやよくある質問、初心者向けのmAh/Whの計算方法まで完全網羅!
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160Whは何mAh?モバイルバッテリー容量の計算方法をわかりやすく解説
モバイルバッテリーの容量を示す「160Wh」は、リチウムイオン電池の飛行機持ち込み上限として国際的に定められた基準です。
この「Wh(ワットアワー)」は、通常目にする「mAh(ミリアンペアアワー)」とは別の単位です。
160Whはおおよそ43,243mAhに相当します(定格電圧3.7Vの場合)。
mAhをWhに換算する計算式
Wh = (mAh ÷ 1000) × 電圧(通常3.7V)
たとえば20,000mAhのバッテリーの場合
(20000 ÷ 1000) × 3.7 = 74Wh
このようにして計算することで、持ち込み可能かどうかを判断できます。
モバイルバッテリーの容量表示の見方とは?どこを確認する?
ほとんどのモバイルバッテリーには裏面や側面に容量や電圧の記載があります。
例:「3.7V 22000mAh 81.4Wh」
この「3.7V」と「22000mAh」の数値を使って上記の計算が可能です。
「DC5V」などの表記はUSBの出力電圧で、計算には関係ありません。
mAhとWhの早見表(定格電圧3.7V)
mAh容量 | Wh換算 | 飛行機持ち込み |
---|---|---|
5,000mAh | 18.5Wh | ◯ OK |
10,000mAh | 37Wh | ◯ OK |
20,000mAh | 74Wh | ◯ OK |
30,000mAh | 111Wh | ◯ OK |
40,000mAh | 148Wh | ◯ OK |
50,000mAh | 185Wh | ✕ NG |
航空会社別:モバイルバッテリーの持ち込みルール【2025年最新版】
- JAL・ANA(日本国内線・国際線)
100Wh以下は制限なし/100~160Whは2個までOK - ピーチ・ジェットスターなどLCC
ほぼ同じだが、事前申請が必要な場合あり - 海外航空会社(エミレーツ・ユナイテッドなど)
100Wh以下は基本OK/160Wh近くは事前許可が必要

飛行機に持ち込むときの注意点
- 必ず手荷物で持ち込む(預け入れはNG)
- バッテリーは袋やケースで保護
- 落下・膨張・変形したバッテリーは使わない
- 表示のない製品は持ち込み拒否される可能性あり

安すぎるものは表示がないものも多いです

【用途別】おすすめモバイルバッテリーの選び方
- キャンプ・アウトドア:ソーラー充電機能付き、20,000mAh以上
- ビジネス・通勤:軽量・小型、ケーブル内蔵タイプ
- 防災・災害対策:40,000mAh級+LEDライト付き
初心者向け:mAhとWhの違いとは?
mAh:バッテリーの「量」、容量を表す指標
Wh:実際に使える「エネルギーの量」。飛行機持ち込みではこちらが基準
mAhが多くても、電圧が低ければWhは少なくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2個のバッテリーを持ち込めますか?
A. 100~160Whのバッテリーは2個までOKです。
Q2. 合計で160Whを超えたらNGですか?
A. 1個ごとの容量が基準です。合計ではなく、個別で判断されます。
Q3. バッテリー内蔵のカメラ・ラップトップも同じルールですか?
A. 機器に組み込まれた電池は別基準です。持ち込み可能ですが、予備バッテリーには注意してください。
まとめ:160Wh以下ならモバイルバッテリーは飛行機OK!
モバイルバッテリーの160Whは、約43,243mAhにあたります。
つまり、40,000mAhまでのバッテリーであれば、ほとんどの航空会社で持ち込み可能です。
預け入れはできないため、必ず手荷物として持ち込みましょう。
容量や表示のチェック、正しい使い方で、安全に旅を楽しんでください!